湿潤治療
外傷(切り傷・すり傷)や熱傷(やけど)などの創傷に対し、従来のような消毒薬やガーゼを使用せず、「水道水でよく洗う」「乾燥させない」治療法です。
創傷被覆材を用いることにより、痛みが軽減され、傷が早く治りかつ傷跡も残りにくくなります。
しかしながらすべての創傷に適用できるわけではなく、自己判断は危険です。
創傷の状態を正確に評価することが重要ですので、専門医にお任せ下さい。
Surgery
外傷(切り傷・すり傷)、熱傷(やけど)に対処します。縫合が必要な場合や巻き爪、鶏眼(魚の目)などの外科的処置も可能です。
また皮膚のできものや皮下のしこりに対し、外科的手術(切除・摘出)を行います。
打撲や捻挫、骨折のレントゲン検査・診断・初期対応を行います。
ギプス固定や手術療法の可能性がある場合は、専門クリニックや総合病院との連携も行います。
また腰痛に対するトリガーポイント注射や関節痛に対する関節注射も行います。
当院は外科専門医です。お気軽にご相談下さい。
外傷(切り傷・すり傷)や熱傷(やけど)などの創傷に対し、従来のような消毒薬やガーゼを使用せず、「水道水でよく洗う」「乾燥させない」治療法です。
創傷被覆材を用いることにより、痛みが軽減され、傷が早く治りかつ傷跡も残りにくくなります。
しかしながらすべての創傷に適用できるわけではなく、自己判断は危険です。
創傷の状態を正確に評価することが重要ですので、専門医にお任せ下さい。
肛門科は、はっきりした自覚症状があっても場所が場所なだけに、女性は特に受診をためらってしまい、ひとりで悩んでいる方も少なくないと思います。実は、女性は妊娠・出産やホルモンの影響で便秘にもなりやすいため、おしりのトラブルになりやすいのです。また、大腸がん、直腸がん、肛門がんなど、重篤な病気が隠れていることもあります。
当院は消化器外科専門医です。お気軽にご相談下さい。
痔のなかで最も多いのが痔核、いわゆるいぼ痔です。肛門付近の血流が悪くなり、うっ血し、さらに静脈がこぶ状に拡張したものが痔核です。発生する場所により、内痔核と外痔核に分けられます。
肛門の内側(歯内線の内側)にできるのが内痔核です。内痔核は、ほとんど痛みを感じること無く進行します。進行して痔核が大きくなると、脱出(脱肛)するようになります。脱出も初めのうちは指で押し込めば戻りますが、さらに進行すると戻らなくなり、痛みをともなうようになります。
軽度の場合は、軟膏や座薬などの薬物療法で保存的に治療を行い、排便の方法や生活習慣などアドバイスを行います。当院では、脱出、出血をともなうような内痔核に対して、切らずに治すジオン注射療法を日帰りで行っております。また、複雑な治療や手術が必要な場合は、適切な医療機関へご紹介いたします。
ジオン注は、硫酸アルミニウムカリウム水和物とタンニン酸を有効成分とした注射薬です。
脱出(脱肛)や出血を伴う内痔核に、このジオン注を直接注射して痔核に流れ込む血液の量を減らし、痔核を固めて小さくし、 引き伸ばされていた支持組織を元の位置に癒着、固定させる治療法です。注射で固めて治す治療法ですので、痔核を切り取る手術と違って出血や治療後の痛みはほとんどありません。早ければ注射翌日から内痔核からの出血、脱出(脱肛)がなくなります。
まずは診察させていただき、ジオン注射療法の適応であるかを判断します。適応であれば、治療の日程を相談します。
当日来院していただいたら着替えていただき、横向きに寝ていただきます。肛門に3カ所局所麻酔の注射をして、専用のZ式肛門鏡で観察しながら痔核にジオン注を注入します。
治療する内痔核の数にもよりますが、治療時間は15~20分程度です。治療後30分ほどリクライニングチェアーで休んでいただき、問題なければ帰宅していただきます。治療当日はシャワー浴とし、翌日から入浴可能です。
急に重いものを持ったり、ゴルフのスイングなどで力んだ時に、血まめのようなしこり(小豆大)ができる病気です。急に強い痛みが出現することが多いです。
便秘、下痢の予防 |
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規則正しい生活 |
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暴飲暴食をしない |
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おしりを清潔に保つ |
便秘や下痢に伴い歯状線より下にある肛門上皮が切れる状態のことで、きれ痔やさけ痔と呼ばれたりします。痛みや出血をともない、急性裂肛と慢性裂肛があります。
急性裂肛 | 傷は浅く、排便時に痛みや出血をともないます。ほとんどが数日で回復します。 |
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慢性裂肛 | 裂肛を繰り返すと傷が深くなり、潰瘍になります。痛みも持続し、傷の内側に肛門ポリープ、外側にいぼを形成することもあります。 |
直腸肛門周囲膿瘍(下痢などにより細菌が肛門に侵入し、直腸肛門部とその周辺の皮下、粘膜下、筋間などに膿がたまる病気)が自潰したり切開排膿されたりして膿が出た後に膿のトンネルができたものが痔瘻です。主に男性に多くみられます。痔瘻の治療は、経過が長いと癌になることがあるため、手術が基本となります。
肛門周りの皮膚が炎症を起こしたために、かゆみやべたつきなどの症状を認めます。原因は、真菌症(カンジダなど)、肛門疾患(痔核・裂肛・ポリープ・肛門皮垂)、頻回の肛門洗浄(ウォシュレット)などです。
多くの場合は、日常生活の改善と内服薬や軟膏処置で治療が可能です。原因が真菌症の場合は軟膏処置により症状が悪化することがありますので、当院では真菌検査を行います。